平成21年第 2回 3月定例会 平成21年第2回
神石高原町議会定例議会会議録(第1号)1. 招集年月日 平成21年3月3日1. 招集の場所
神石高原町議会議場1. 開 会 3月3日 午前10時00分宣告(第1日)1. 応招 議員 1番 横 尾 正 文 2番 橋 本 輝 久 3番 小 川 清 治 4番 寄 定 秀 幸 5番 丸 山 達 夫 6番 佐 伯 卓 師 7番 木野山 孝 志 9番 藤 田 晃 己 10番 瀬 尾 征 爾 11番 小 林 貢 12番 片 山 元八郎 13番 松 本 彰 夫 14番 岡 崎 奠1. 不応招議員 な し1. 出席 議員 応招議員に同じ1. 欠席 議員 8番 村 上 克 朗1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 牧 野 雄 光 副町長 上 山 実 教育長 佐 竹 秀 朗 会計管理者 赤 木 憲 次 総務課長 垰 本 昌 則 企画課長 馬屋原 康 弘
病院対策室長 弓 戸 義 樹 住民課長 藤 岡 健 三 福祉課長 西 本 伸 廣 保健課長 吉 津 賢 秀 環境衛生課長 近 藤 秀 夫 産業課長 前 原 孝 史 建設課長 橋 本 龍 之 教育課長 宗 田 秀 信1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名 事務局長 平 井 卓 志 書記 川 上 広 恵1. 議事日程 内容は別紙日程書のとおり1.
会議録署名議員 第 7 番 木野山 孝 志 第 9 番 藤 田 晃 己 午前10時00分 開会
○議長(岡崎) 改めましておはようございます。 合併いたしまして2期目の初めての当初予算でございます。慎重審議並びに議会運営にご協力いただくことをお願いいたしまして開会いたします。 村上議員から欠席の届けが出ております。ほかは全員出席でございます。定足数に達しております。 ただいまから平成21年第2回
神石高原町議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告)
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○議長(岡崎) 日程第1,
会議録署名議員の指名について,私から指名いたします。 7番木野山議員,9番藤田議員を指名いたします。
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○議長(岡崎) 日程第2,会期の決定について。 お諮りいたします。 本定例会の会期は,本日から3月27日までの25日間といたしたいと思いますが,これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(岡崎) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は本日から3月27日までの25日間と決します。 議会広報活動として,橋本,横尾両議員に写真撮影を許可します。
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○議長(岡崎) 日程第3,報告事項。 町長より報告の申し出がありましたので,これを許可します。
◎町長(牧野) 皆さんおはようございます。 いよいよ新年度の予算審議をいただく定例会の開催であります。よろしくお願い申し上げます。 まず,私のほうから,これ残念な報告でございますが,火災報告案件を1件申し上げます。 この不審火につきましては,一昨年来,町といたしまして最大の懸案事項であります。鋭意関係機関と連携をとり,解決に努めておりますが,いまだに全面解決に至っておりません。このような状況の中で,昨年の11月23日に続き,同じ町営住宅において再度換気口が燃やされるという不審火が2月21日に発生しております。また,昨日になりますか,3月2日未明には井関地区の無人の鶏舎が全焼する火災がありまして,いずれも被害は最小限に食いとめられたものの,今後の住民生活に多大な不安を残すことになります。現在,住宅においては換気口をアルミ製に取りかえるなどの工事を行っておりますが,油木方面隊においても連日警戒に当たっていただいております。 行政といたしましても,福山北警察署や
福山地区消防組合と連携して一日も早い解決に努めてまいりたいと思っております。 以上が不審火についての報告でございます。 以上でございます。
○議長(岡崎) 1月20日から22日の3日間,長崎県におきまして
指定管理者制度による
公立病院事業の現状と課題について,議員全員による視察研修を行っております。この視察研修の調査結果について取りまとめをしました
総務文教常任委員会副委員長より報告の申し出がありましたので,これを許可します。
◆
総務文教常任副委員長(木野山)
総務文教常任委員会より,先般1月20日から22日,
指定管理者制度による
公立病院事業の現状と課題について視察研修をいたしました。委員長がきょうお見えになってませんので,副委員長の私がご報告を申し上げます。 報告事項の第1ページをお開きください。
指定管理者制度による
公立病院事業の現状と課題について
視察研修報告。 平成21年2月9日に議長あてに出しております。
神石高原町議会議長岡崎奠様。
調査視察目的。 平成21年4月1日開設予定の
神石高原町立病院経営における財政負担及び
指定管理者制度による管理の現状と問題点等について先進事例を調査研究し,本町における中
山間地域医療体制の確立と
長期安定的医療の供給に資することを目的とする。 調査視察日は,平成21年1月20日から1月22日の3日間でございます。
調査視察場所につきましては,
市立大村市民病院,大村市役所,大村市議会並びに公立新小浜病院,雲仙・
南島原保健組合でございます。 参加者につきましては,神石高原町の町長に
町議会議員全員及び議会事務局の合計16名で参りました。 調査視察結果についてでございますが,5の項,ページ1から3ページまで病院の成り立ちにつきまして経緯を述べております。それから,第4ページ,比較調査結果表も表にして記載をしております。ご一読をいただきますようにお願いを申し上げます。 まとめの部分,ページ7ページですが,これを朗読をもって報告にかえさせていただきたいというふうに思います。 まとめ。 1,苦渋の選択を迫られ,結果中山間地の
福祉医療体制を充実,保持するため,赤字を抱える県病院の移管を受け入れ,町立病院として運営することになりました。平成21年度から
指定管理者制度を取り入れ,新たな法人により町立病院としての運営が始まりますが,財政負担のありよう,指定管理の状況など,本町としては未体験ゾーンへの踏み込みとなります。現状を把握し,問題点を探り,よりよい医療体制を確立するため,異なる医療圏,条件を持つとはいえ,お互いに公的病院経営の責任として地域医療を長期的な安定確保に向け
指定管理者制度を取り入れている1市1組合を視察いたしました。 2,所有者及び指定管理者がともに黒字体制となるように努力をすること。 どちらかの財政の破綻は,地域医療の崩壊につながります。
神石高原町立病院は,
公的医療機関としての責任を持っており,総合的な医療の提供が必要であります。その意味から,すべての不採算部門の切り捨てはできません。病診連携など
医療機関同士の,あるいは介護施設との連携体制の確保が必要であります。 3番目,所有者及び指定管理者の信頼関係の構築が重要である。 管理費など費用負担の面において,応募要件,協定内容など1市1組合ともかなりの相違がありました。お互いが個の利益を主張するのではなく,長期的な視野に立ち,医療体系を整理すべきと思われます。 以下,町立病院に開設に当たり財政の健全化のため,さらに検討すべき事項を列記をいたします。 1,赤字補てんについて具体的に定めること。 2,財政支援について,交付金の限度額を定めること。 3,財政支援について,一時貸付金は本町の財政状況を十分勘案し決定をすること。 4,寄宿舎の利用,管理規定を定めること。 5,給与の激変緩和措置については本町には責任なく,県と新規採用する病院側の検討課題であると思われます。 6,減価償却費の負担の検討。 7,県からの
病院移管交付金につき基金条例を定め,計画的な基金積み立てを講じること。 以上,
総務文教常任委員会の
先進地視察調査の報告といたします。
○議長(岡崎) ご苦労さまでした。 次に,地方自治法第235条の2第3項の規定により,平成20年11月分から平成21年1月分の例月出納検査の結果報告書がお手元に配りましたとおり提出されております。なお,あわせて平成21年1月30日現在の基金残高が添付されています。朗読は省略します。 以上で報告を終わります。
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○議長(岡崎) 日程第4,議案第3号損害賠償の額を定めることについてを議題といたします。 朗読。
◎
議会事務局長(平井) 〔議案を朗読〕
○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。
◎副町長(上山) おはようございます。 それでは,私のほうより議案第3号案件の提案理由を申し上げます。 平成21年1月26日,町道牧田頭線において,走行中の府中市上下町上下字溝下2889番地,
ヤンマー農機販売株式会社上下支店支店長久保嘉幸所有の自動車が,のり面からの落石を巻き込み車両底部を損傷させた。 これに対する神石高原町の損害賠償について,平成21年2月26日に示談書を締結したことに伴い,法令の定めにより提案するものであります。 詳細につきましては,総務課長より説明を申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎総務課長(垰本) 〔詳細について説明〕
○議長(岡崎) 質疑を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第3号は原案のとおり可決することに決しました。
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○議長(岡崎) 日程第5,議案第4号神石高原町
神石高原こども医療費支給条例の制定についてを議題といたします。 朗読。
◎
議会事務局長(平井) 〔議案を朗読〕
○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。
◎副町長(上山) 議案第4号案件について提案理由を申し上げます。
子育て定住支援としまして,義務教育就学時の小学校1年生から中学校3年生までの児童・生徒を対象に医療費の助成を行うことにより,安心して子育てができる環境を整えるとともに子供の疾病の早期発見と治療等を促進するため,この条例案を提案するものであります。 詳細につきましては,福祉課長より説明を申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎福祉課長(西本) 〔詳細について説明〕
○議長(岡崎) 質疑を求めます。
◆12番(片山) 新しい施策として子供を大切にするという条例,大変すばらしいと私は思います。 1点,課長の説明で一部負担というところが,この条例というのは非常にややこしい文言があるのでわからないんですが,今も聞いとって一部負担,どれだけするんかなということがちょっと明確でなかったんで,わかりやすく簡潔にお答えください。
◎福祉課長(西本) ちょっと説明不足で失礼をいたしました。 一部負担金の内訳を申しますと,入院につきましては1日500円の一部負担を納めるというのは入院,通院どちらも同じでございますけど,入院につきましては14日を限度とするということでございます。 ですから,入院につきましては7千円を個人負担というか受給者が負担されましたら,それ以降の金額についてはこちらのほうで負担をさせていただくというものでございます。外来につきましては4日を限度とするということでございますので,1日500円でございますから,2千円を超えますとそれに対しての支給ということになります。 以上です。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。
◆11番(小林) 今の条項,第6条の1項,2項ですが,14回と4回というふうに規定をしてあるわけですが,この根拠というのは何でしょう。
◎福祉課長(西本) これにつきましては,現存しております乳幼児医療の制度をそのまま適用しております。なぜこのようにするかといいますと,いろいろな考え方はあるわけですが,できるだけ医療現場が混乱しないように同じような方式でやりたいということで,医師会のほうにも前もってお伝えをするということはいたしておりますが,大体そういうことでできるだけスムーズな移行にしたいというのがねらいでございます。 以上です。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。
◆4番(寄定) 1点,子供を養育している者という項の中で,イの中でありますけどが,イといいますか,その中で里親の場合はどのようになるのかお聞きします。
◎福祉課長(西本) 確実なことが申し上げられないのですが,里親の場合も該当するというふうに認識をしております。 以上です。
◆10番(瀬尾) 条例の失効が25年3月31日ということは,21年度から4年間ということでございますが,これは町長の集大成の一環事業の施策というふうに理解していいんでしょうか。
◎町長(牧野) そのように理解していただいて結構です。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第4号は原案のとおり可決することに決しました。
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○議長(岡崎) 日程第6,議案第5号神石高原町
介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についてを議題といたします。 朗読。
◎
議会事務局長(平井) 〔議案を朗読〕
○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。
◎副町長(上山) 議案第5号案件の提案理由を申し上げます。 平成21年度からの介護報酬改定に伴う介護保険料の大幅な上昇を抑えるため,保険料上昇分の半額に相当する部分の額を交付金として受け保険料の軽減を図るため,この条例案を提案するものであります。 なお,この交付金は全額を基金に積み立て,保険料の軽減を図るための財源及び保険料軽減の啓発等に充てることといたしております。 詳細につきましては,保健課長より説明を申し上げます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
◎保健課長(吉津) 〔詳細について説明〕
○議長(岡崎) 質疑を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第5号は原案のとおり可決することに決しました。
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○議長(岡崎) 日程第7,議案第6号神石高原町
特別会計条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 朗読。
◎
議会事務局長(平井) 〔議案を朗読〕
○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。
◎副町長(上山) 議案第6号案件の提案理由を申し上げます。
井関地域総合開発整備の実施に伴い特別会計を設置する必要があるため,この条例案を提案するものであります。 詳細につきましては,総務課長より説明を申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎総務課長(垰本) 〔詳細について説明〕
○議長(岡崎) 質疑を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第6号は原案のとおり可決することに決しました。
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○議長(岡崎) お諮りいたします。 日程第8,議案第7号平成20年度神石高原町
一般会計補正予算(第5号)から日程第15,議案第14号平成20年度神石高原町
総合開発事業特別会計予算までの8議案は関連がありますので一括議題としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(岡崎) ご異議なしと認めます。よって,日程第8,議案第7号から日程第15,議案第14号まで一括議題とすることに決します。 朗読。
◎
議会事務局長(平井) 〔議案を朗読〕
○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。
◎副町長(上山) それでは,議案第7号案件の提案理由を申し上げます。 平成20年度神石高原町
一般会計補正予算(第5号)の内容は次のとおりです。 補正予算額6億9,720万4千円,補正後予算現計114億3,375万3千円。 3月補正ですが,
総務費補正予算額1億5,983万9千円,補正後予算現計16億689万7千円,
特別職等報酬審議会経費7万円,
行政放送施設管理運営経費6万3千円,
財務会計処理管理経費150万円,
行政財産管理経費100万円,
庁舎管理経費110万円,
人権行政推進対策経費13万8千円,
広域行政推進経費43万円,
活性化情報センター経費627万円,神石高原町
総合開発整備事業1億6,801万1千円,ふるさとふれあい事業700万7千円,
生活交通機関確保事業1,305万6千円,
国民保護対策経費6万4千円,
電子申請運用経費18万円,
指定管理者選定委員会経費9万2千円,
町長選挙執行経費377万6千円,
町議会議員選挙執行経費106万円を減額補正し,
財政管理経費1万1千円,
個人情報保護対策経費2万1千円,
総合開発事業特別会計繰出経費1億6,550万円,
定額給付金給付経費1億9,812万4千円を追加補正をしています。 次に,民生費ですが,
補正予算額減の1,337万1千円,補正後予算現計16億9,138万2千円,
国民健康保険特別会計繰出経費271万4千円,
特別障害者手当給付事業184万5千円,
グループケアホーム設置事業945万円,
老人ホーム入所措置事業400万円,
高齢者福祉事業140万円,
高齢者健康管理システム等管理経費150万円,
後期高齢者医療特別会計繰出経費1,972万7千円,
児童手当給付事業358万円,
児童手当特別給付事業16万円,
児童手当小学校修了前
特例給付事業209万5千円,
児童扶養手当給付事業1万円,
保育所施設管理経費10万円,
保育所運営経費463万5千円,
生活保護扶助経費600万円を減額補正をし,
福祉医療経費15万8千円,
障害者介護給付訓練給付事業100万円,
障害者補装具給付事業60万円,
障害者自立支援特別対策事業12万円,
老人保健特別会計繰出経費3,600万円,
介護保険特別会計繰出経費121万8千円,
子育て応援特別手当支給経費462万1千円,
生活保護総務費12万8千円を追加補正をしています。 次に,衛生費でございますが,
補正予算額減の2,394万5千円,補正後予算現計10億9,207万3千円でございます。
食育推進計画策定経費45万円,
救急医療体制等充実事業22万8千円,予防接種事業110万円,
成人保健事業183万9千円,
公衆便所施設経費2万2千円,
病院対策経費12万4千円,
小型合併処理浄化槽設置補助事業1,065万7千円,
クリーンセンターじんせき施設経費120万円,
一般廃棄物収集処理事業280万円,
し尿処理場施設経費170万1千円,
簡易水道事業特別会計繰出経費156万6千円,
飲料水供給施設事業特別会計繰出経費398万7千円を減額補正し,
飲料水確保対策事業50万円,やすらぎ苑施設経費99万2千円,
町立病院開設準備事業23万7千円を追加補正をしています。 次に,農林水産業費ですが,
補正予算額減の3,312万3千円,補正後予算現計11億5,800万4千円です。
地域営農体制支援事業88万9千円,
園芸施設整備等補助金交付事業78万5千円,
基盤整備促進事業50万円,単独町
費農道整備事業48万円,県営中
山間地域総合整備事業685万6千円,
団地森林施業計画再認定事業185万円,
森林整備地域活動支援事業500万円,
水土保全林整備事業391万2千円,林業再
構築プロジェクト事業960万円,ひろしまの森づくり事業120万円,
単独県費林道整備事業199万円,
県代行林道整備事業147万1千円,
小規模崩壊地復旧事業219万円を減額補正し,
農村地域総合推進事業360万円を追加補正をしています。 次に,商工費ですが,補正予算額59万6千円,補正後予算現計1億381万1千円,
商工会育成支援事業25万4千円,
観光事務経費15万5千円,
ロングステイ型観光促進事業39万5千円を減額補正し,
自然公園等管理運営経費140万円を追加補正をしています。 次に,土木費ですが,
補正予算額減の1,166万8千円,補正後予算現計5億3,879万1千円です。
道路橋梁一般管理経費45万1千円,
道路台帳整備経費350万円,
国県道整備事業負担経費274万円,
国県道整備移譲事業499万9千円を減額補正し,
町道維持補修経費2万2千円を追加補正をしています。 次に,消防費でございますが,
補正予算額減の961万8千円,補正後予算現計4億5,873万8千円です。
常備消防経費513万9千円,非
常備消防一般管理経費436万9千円,防災会議経費7万円,
航空消防運営経費4万円を減額補正をしています。 次に,教育費でございますが,
補正予算額減の1,110万6千円でございます。補正後予算現計は6億2,574万4千円です。児童・
生徒送迎対策事業177万円,
小学校一般管理経費15万円,
小学校校舎施設管理経費80万3千円,
小学校耐震調査経費112万1千円,
中学校校舎管理経費45万8千円,
中学校耐震調査経費122万9千円,
中学校教育振興経費305万1千円,
中学校給食施設管理運営経費20万円,
芸術文化振興事業12万5千円,
社会教育施設管理運営経費21万5千円,
青少年野外活動事業8千円,
放課後子どもプラン事業42万円,
学校支援地域本部事業40万円,
中央公民館施設管理運営経費6万円,
地区公民館施設管理運営経費44万9千円,
公民館活動事業24万円,
教育情報センター管理運営経費106万7千円,
文化財保護事務経費10万円,
文化財管理経費10万7千円を減額補正し,
小学校教材経費3万7千円,
中学校寄宿舎居住経費20万円,
共同調理場管理運営経費40万円,
町立体育館施設管理運営経費27万円を追加補正をしています。 次に,公債費でございますが,補正予算額6億1,479万9千円,補正後予算現計35億4,653万9千円です。
長期債利子償還経費939万6千円,一時借入金利子10万5千円を減額補正をし,
長期債元金繰上償還経費6億2,430万円を追加補正をしています。 次に,諸支出金ですが,補正予算額2,480万1千円,補正後予算現計4億8,556万8千円です。
財政調整基金積立経費30万9千円,人と自然が輝く
事業基金積立経費6千円,
新町重点公共施設新設整備事業基金積立経費1万8千円,地域福祉基金積立経費7千円,肉用牛特別導入
事業基金積立経費8千円,肥育センター管理基金積立経費2万2千円,ふるさと・水と土の保全基金積立経費9千円,スコラ高原施設管理運営基金積立経費2万1千円を減額補正し,減債基金積立経費2,494万円,ふるさとふれあい
事業基金積立経費18万2千円,保健・医療・福祉支援
事業基金積立経費4万2千円,小・中・高校教育支援
事業基金積立経費3万7千円を追加補正をしています。 これらの補正財源は,地方譲与税120万5千円,利子割交付金15万8千円,配当割交付金272万9千円,株式等譲渡所得割交付金169万4千円,地方消費税交付金520万5千円,自動車取得税交付金1,465万4千円,分担金及び負担金123万2千円,県支出金4,209万円,財産収入51万4千円,町債2,170万円を減額補正をし,町税1,815万円,ゴルフ場利用税交付金15万1千円,使用料及び手数料201万5千円,国庫支出金1億8,729万9千円,寄附金122万3千円,繰入金5億2,879万5千円,繰越金4,323万3千円,諸収入751万9千円を追加補正をしています。 また,繰越明許費として,
定額給付金給付経費1億9,812万4千円,
総合開発事業特別会計繰出経費1億6,497万円,
子育て応援特別手当支給経費462万1千円,
町立病院開設準備事業8,200万円,
簡易水道事業特別会計繰出経費8,050万円を設定をしております。 詳細につきましては,後ほど総務課長より説明を申し上げます。 続きまして,議案第8号案件の提案理由でございます。 平成20年度神石高原町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の内容は,次のとおりでございます。 事業勘定,
補正予算額減の629万9千円,補正後予算現計12億450万7千円,診療施設勘定,補正予算額0円,補正後予算現計590万円。 3月補正でございますが,事業勘定は,高額医療費拠出金197万3千円,保険財政共同安定化事業拠出金1,161万5千円,保健衛生普及費64万6千円,直営診療施設勘定繰出金8万1千円を減額補正をし,総務一般管理経費40万8千円,退職被保険者等療養給付経費400万円,一般被保険者高額療養経費341万9千円,国民健康保険
財政調整基金積立経費18万9千円を追加補正をしています。 これらの補正財源は,県支出金2,966万8千円,繰入金271万4千円を減額補正をし,国民健康保険税254万円,国庫支出金2,189万3千円,療養給付費等交付金146万1千円,財産収入18万9千円を追加補正をしています。 診療施設勘定は歳入予算の組み替えによるもので,繰入金8万1千円を減額補正し,繰越金8万1千円を追加補正をしています。 詳細につきましては,後ほど福祉課長より説明を申し上げます。 次に,議案第9号案件の提案理由でございます。 平成20年度神石高原町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の内容は,次のとおりでございます。
補正予算額減の1,384万7千円,補正後予算現計3億2,935万2千円です。 3月補正でございますが,後期高齢者医療広域連合納付経費1,633万5千円を減額補正をし,徴収費248万8千円を追加補正をしています。 これらの補正財源は,繰入金1,972万7千円を減額補正をし,後期高齢者医療保険料326万5千円,諸収入12万7千円,国庫支出金248万8千円を追加補正をしています。 詳細につきましては,後ほど福祉課長より説明申し上げます。 次に,議案第10号案件の提案理由でございます。 平成20年度神石高原町老人保健特別会計補正予算(第2号)の内容は,次のとおりでございます。 補正予算額は0円,補正後予算現計3億5,886万8千円でございます。 3月補正ですが,歳入予算の組み替えによるものでございまして,支払基金交付金1,690万円,国庫支出金1,570万円,県支出金340万円を減額補正をし,繰入金3,600万円を追加補正をしてございます。 詳細につきましては,後ほど福祉課長より説明を申し上げます。 議案第11号案件の提案理由でございます。 平成20年度神石高原町介護保険特別会計補正予算(第4号)の内容は,次のとおりでございます。 保険事業勘定,補正予算額3,997万円,補正後予算現計17億1,338万9千円,介護サービス事業勘定,補正予算額24万円,補正後予算現計1,865万2千円でございます。 3月補正でございますが,保険事業勘定は,一般管理費124万1千円,介護認定審査会計費14万2千円,介護予防特定高齢者施策事業407万円,介護予防一般高齢者施策事業費150万円,介護予防ケアマネジメントサービス給付費3,900万円,介護給付費準備基金積立金3万1千円,介護従事者処遇改善臨時特別基金積立金1,065万2千円を追加補正をしてございます。 これらの補正財源は,保険料437万6千円を減額補正をし,国庫支出金2,626万5千円,支払基金交付金1,033万2千円,県支出金639万円,財産収入3万1千円,繰入金121万8千円,諸収入11万円を追加補正をしています。 介護サービス事業勘定は,居宅介護支援事業費24万円を追加補正をしています。 この補正財源は,サービス収入25万円を追加補正をしています。 詳細につきましては,後ほど保健課長より説明を申し上げます。 続きまして,議案第12号案件の提案理由でございます。 平成20年度神石高原町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)の内容は,次のとおりでございます。
補正予算額減の345万1千円,補正後予算現計5億6,179万6千円でございます。 3月補正でございますが,県営中
山間地域総合整備事業268万2千円,単独簡易水道施設整備事業22万1千円,
長期債利子償還経費54万8千円を減額補正をしています。 これらの補正財源は,繰入金384万8千円,諸収入22万3千円,町債230万円を減額補正をし,分担金及び負担金240万円,使用料及び手数料52万円を追加補正をしています。 また,繰越明許費として,単独簡易水道施設整備事業8,050万円を設定をしてございます。 詳細につきましては,後ほど環境衛生課長より説明を申し上げます。 続きまして,議案第13号案件の提案理由を申し上げます。 平成20年度神石高原町飲料水供給施設事業特別会計補正予算(第4号)の内容は,次のとおりでございます。
補正予算額減の333万7千円,補正後予算現計4,088万5千円でございます。 3月補正でございますが,施設維持管理経費333万7千円を減額補正をしています。 この補正財源は,繰入金398万7千円を減額補正をし,使用料及び手数料65万円を追加補正をしています。 詳細につきましては,後ほど環境衛生課長より説明を申し上げます。 最後になりますが,議案第14号案件の提案理由を申し上げます。 平成20年度神石高原町
総合開発事業特別会計予算の内容は,次のとおりでございます。 当初予算額1億6,550万円,当初の予算でございますが,平成21年第1回神石高原町臨時会,平成21年1月22日会議において可決された議案第1号平成20年度神石高原町
一般会計補正予算(第4号)に係る神石高原町
総合開発整備事業について,地方財政法(昭和23年法律第109号)第6条及び地方財政法施行令(昭和22年政令第267号)第37条の規定により,特別会計を設けて経理するものとしています。 財源の全額を繰入金として事業推進経費53万円,井関地区
総合開発整備事業1億6,497万円を計上してございます。 また,繰越明許費として,井関地区
総合開発整備事業1億6,497万円を設定をしてございます。 詳細につきましては,後ほど企画課長より説明を申し上げます。どうぞよろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
○議長(岡崎) ここで休憩といたします。 再開は11時20分といたします。(午前11時07分)
○議長(岡崎) 再開いたします。(午前11時26分) 西本課長から発言の申し出がありましたので,これを許可します。
◎福祉課長(西本) 先ほど議案第4号で,寄定議員のほうからご質問がありました件でございますけど,里親につきましては,里親手当のほか子供の生活費,教育費など子供の療育に必要な費用が支払われております。医療費についても別に支払われることとなりますので,先ほど私が申しました件につきましては,こども医療費ということで支払うということにはなりませんので,訂正をしておわびをいたします。大変失礼をいたしました。
○議長(岡崎) 次に,垰本総務課長からの発言の申し出がありますので,これを許可します。違うの,説明だけ,はい。
◎総務課長(垰本) 〔詳細について説明〕
○議長(岡崎) ここで休憩といたします。 再開は1時15分といたします。(午後0時11分)
○議長(岡崎) それでは,再開いたします。(午後1時15分) 垰本総務課長より発言の申し出がありましたので,これを許します。
◎総務課長(垰本) 午前中の一般会計の説明の中で,補正予算書の37ページをお開きをいただきたいと思いますけれども,その中で
町立病院開設準備事業に係る役務費12万3千円につきまして建物の火災保険料というふうに申し上げましたけれども,誤って説明をいたしました。これは病院賠償責任保険でございまして,医療行為に基づく事故等について補償するための保険料でございましたので,おわびして訂正をさせてください。よろしくお願いをいたします。
○議長(岡崎) それでは,午前中に引き続き説明をお願いいたします。
◎福祉課長(西本) 〔詳細について説明〕
◎保健課長(吉津) 〔詳細について説明〕
◎環境衛生課長(近藤) 〔詳細について説明〕
◎企画課長(馬屋原) 〔詳細について説明〕
○議長(岡崎) 以上で説明が終わりました。 次に,日程第8,議案第7号について質疑を求めます。
◆12番(片山) 今回の3月補正で減額補正がほとんどというか,で,追加補正は6億9千万円余りということなんですが,その6億9千万円の中で大きなものは3つあろうかと思うんですが,先ほど説明がありました井関の団地に対してこれが1億6,500万円ですか,それから定額給付金,これが1億9千万円,そして3つ目に公債費の償還ということだろうと私は理解をしたわけなんですけれどもが,この中で井関の団地については明許繰り越しということで今回新たに特別会計を設置されて,これから特別会計の中でお金を使っていかれるんだろうと思いますけれどもが,調整池等,20年度は3月末で終わるんですが,どのような進捗状況か,そしてこの中でどれだけのお金を支出しようとしておるのかということ,20年度の中でということです,これがまず第1点。 それから,定額給付金についてなんですけれどもが,先ほどの説明書を見ますと,説明書の17ページなんですが,外国人世帯,これが44世帯,それから人数にすると57人ということなんですが,給付対象として住民基本台帳及び外国人登録原票に登録されている住民とあるわけですが,どのような外国人の方なのかということと,それから収入に応じて税金はきちんと納入されておるのかどうかということ。 それから3点目ですが,公債費について返還の金額を今見ておるんですが,ちょっと見当たらないんですけれどもが。これは公債費削減計画に基づいて行われとると思うんですけれどもが,これだけ返すということが予定よりも多くなっとるんかどうかと。今ちょっと数字が見当たらないんですけれどもが,要するに計画に基づいてよりも多く繰り上げて償還されとるかどうかという,3点についてお尋ねをいたします。
◎企画課長(馬屋原) 井関団地につきましては,先ほどお話を申し上げましたように調整池をこの20年,21年度で行う予定といたしてございました。その部分,全額工事費につきましては,先ほど言いましたように第2次補正の額を充てるということで,この7,497万円につきましては,21年度施工21年完了ということになろうかと思います。
◎住民課長(藤岡) 定額給付金に係る外国人はどういった方ということだったと思いますが,これは外国人登録台帳に記載された住民の方でございます。 納税がされとるかどうかということですが,納税されております。
◎総務課長(垰本) 49ページにございます長期債の元金繰上償還経費6億2,430万円についてでございますけれども,公債費負担適正化計画の中ではできるときに繰り上げを積極的にやっていこうといううたい方になっているかと思いますけれども,なおこの基金の中身が小・中・高連携基金あるいは保健・医療・福祉基金というものが大きなものでございますけれども,この償還を行った部分しか繰り出して使用ができない。 すなわち,保健・医療・福祉では4億円,小・中・高連携では5億円の基金を持っておりますけれども,これの償還の終わったものが実際に繰り出して使用できるということになっておりますので,財源的にも財政調整基金が13億5千万円ほどございますので,こちらを繰上償還をして,今申し上げました2つの基金から繰り出して事業を執行したいという思いから繰上償還をするものでございまして,なおこれに伴う利子償還の軽減分1億1千万円の節約も同時に図るものでございます。
◆12番(片山) 第1点目の
総合開発整備事業については,要するに調整池を中心として予算を20年度,21年度にかけて執行するということでよろしいかどうかということの確認です。 それから,2点目の定額給付金については,先ほど私が言いましたように,ここの要綱の説明の中に住民基本台帳及び外国人登録原票に登録されている住民と書いてあるんじゃから,そりゃあわかっとるんですが,どのような国籍の方がほとんどというか多いのか。これいろいろ国籍はさまざまだろうと思うんですけれどもが,私が意外だったのが57人も神石高原町内に外国人国籍の方がおられるということだったんです。だから,これは日本国の税金を使ってやるわけなんで,だから払うべきものは払っとってんかなということを聞いたわけです。もう少し説明をしてください。 それから,公債の返還については,だから前もってというかできるだけ早く償還するように進んどるかどうかということが聞きたかったわけで,ちょっと今の説明,私はどういうふうにとっていいかわからんかったので,再度答弁を願います。
◎住民課長(藤岡) 定額給付金の係る外国人でございますが,現在2月1日付の基準にした名簿そのものを私がすべて見ているわけでないので,ここでどこの国の方が何名ということは答えられませんけれども,一般的に本町に働きに来られている方,主には中国からの方も多いようでございます。 以上でございます。
◎企画課長(馬屋原) 先ほど言いましたように,20年度それから21年度で調整池をする部分でございましたが,この第2次補正,先ほど言いましたように生活活性化臨時交付金を使って全額繰り越しをして21年度で工事を実施するということでございます,調整池につきましては。 以上です。
◎総務課長(垰本) 予定より進んでいるかどうかというご質問でございますけれども,予定より繰り上げて返済をしているところでございまして,先ほど説明でも申し上げましたが,16年度,19年度に借りた合併特例債についても財源的に許すならば,早期に繰り上げをしたいというふうに考えております。 また,今後21年度の予算でも説明をいたしますけれども,活性化対策に呼応した新規事業等もございますので,新たな借り入れもあるということで,なるべく早目に返済をして公債費負担適正化計画に基づく実質公債費比率を早期に下げるということを進めていきたいというふうに考えております。 (片山議員「終わります」の声あり)
◆11番(小林) 2点,お伺いをいたします。 1点目は,補正予算書の21ページ,ふるさと応援寄附金というのがございます,121万8千円。先ほどの総務課長の説明で,予算を振りかえたと,財源を振りかえたという説明が数点ございました。この寄附金は希望使途を書かれて寄附が行われておると,そのように理解しております。それを整理してどういう,今の内訳をお示しいただきたいと思います。 もう一点は,先ほども話ございましたが,定額給付金についてでございます。 これは微々たることですが,資料の17ページの金額とそれから予算書の金額は24万円ほどですか,違うんですが,これは2月1日現在につくられた資料と最終的に予算を組まれたのと,時期的なずれがあるための差額かなと,そのように思っておりますが,本当の現在の人数,金額はどうなのか,お知らせをいただきたいと思います。 それから,これにはいろいろ新聞でも報じております。年度内給付というのが基本であるというふうに聞いておりますが,それが新聞によりますと22.2%が年度内に給付されるということでございますが,このスケジュール表を見ますと,かなりずれておるというふうに感じます。これは事前に準備もするように通達を受けておるという話も同僚議員からお聞きいたしておりますが,ここに至って事務事業があるわけでございます。1,100万円の事務費を組んであるわけでございます。 そういう中で,全国的にも説明の方法がいろいろ報じられておるのを聞きますと,まちまちでございます。各職員が出向いて説明をするというてやっておるところもございますし,それからこの神石高原町では自治振興会あるいは団体を通して説明をするということでございますが,実際は団体等に説明をされても,当事者が申請をするわけですから,なかなか堂に入った納得ができるんだろうかどうだろうかと,そのような心配もしております。ですから,具体的には周知徹底をどのようにして具体化するのか,その辺をお伺いしたいと思います。 それから,使途について国でも総理がどうするかというふうなこともございます。こういう指導を加えてするのかどうか。活性化のためにやはり町内で使う,貯金に入れとったんでは意味ないわけでございますが,このような使途についても指導をするのか。 それから,一連のシステムあるいは機器が300万円ですか,そういう経費が盛り込んでございますが,これはリース料というふうなことでしょうけど,借り上げ料と出ておりますが,このシステムというのはそのまま残るわけなのか返上するのかと,それあたりについてお伺いします。
◎企画課長(馬屋原) ふるさと応援寄附金について振りかえをしとるのはどういう内容かということでございまして,寄附金をしていただくときに5つの項目がありますが,それによって充当先につきましては,1つ目には定住促進対策事業につきまして15万円,これは主に子育てありがとうとかそういった商品券を出したりする事業の部分へ充当しております。 それから2つ目に,水源の里維持再生事業,これは昨年夏に小規模・高齢化集落のアンケート調査をやりました。これの部分へ62万3千円,それから福祉タクシー運行経費,これは車いす用のタクシーの部分へ22万5千円,それからALT活動事業に10万5千円,それから中学校一般管理経費,これはちょっと私のとこではよくわからないんですが,恐らくAEDの設置だろうと思うんですが,10万5千円,それから図書館施設管理運営経費へ1万円,この分につきましては本の購入費だろうと思いますが,計で121万8千円になるものでございます。
◎総務課長(垰本) 定額給付金についてのお尋ねでございますけれども,説明でも申し上げましたように,あす法律が通るようでございまして,詳細については現在まだ要綱等も全然できておりません。したがって,こうだろうというようなことで今総務省のほうから説明,それからQアンドA,マニュアル等々が来ておるのが現状でございます。 もし否決されても単町ででも単市でもやるというようなところが比較的早くスタートをしております。最初に予算案が通りましたので,事務費のほうの支出についてはもうこれで確定ということで,準備に係る経費については国が責任を持ってやってくれるわけですが,給付のほうはあす通るということになっております。 これが概要でございまして,それなら年度内支給がどうかということでございますが,年度内支給は最初に法案を提案したときにそのような状況でございましたけれども,今るる申し上げたような国の状況でございますので,全国的にも年度内に支給開始ができ始めるのが半分もいかないんじゃないかと思っておりますが,本町の場合もあす法案が通りましたら,早速準備にかかるとはいえ,大体準備をしかけておるところでございます。 ここの予算書の数字と資料の数字が違うので,本当の数字はどうかということでございますが,24万円ぐらい違うと思いますけれども,これは20人分の余分を見ております。といいますのは,2月1日現在で住所が不定の方がさかのぼって登録できるというような要綱が今検討中でございまして,これの登録があった場合に対応するということで,20万円ほど多く予算化をしております。 これの具体化についてお尋ねでございますけれども,この予算が通って国の法律が通り次第,住民周知というような形で行っていきたいと思いますけれども,拙速に周知をした後,その事務内容が変わるというようなことも予測されますので,かなり詰めたところでのPRをしていきたいというふうに考えております。新聞,テレビ等々でもかなり内容についてはPRをされているようでございますので,それに沿った形での支給をしていきたいというふうに考えております。 それから,システムのリースでございますけれども,買い取り備品については補助の対象となりませんので,おおよそ半年間が給付期間になるということで,事務を始めてから半年間の給付期間が終わるまでのリースという形で予算計上をしておりますが,この間にパソコン等についてはすべてリースアップをしたいというふうに考えております。したがって,リースアップした後のものは本町のものになるというふうな考え方で契約をしたいというふうに考えております。 この定額給付金の使途でございますけれども,新年度予算で神石高原商工会が合併5周年プレミアムやまなみ商品券というのを発行する予定でございますので,ここらとタイアップして,それらの商品券の購入も勧めてみたいと思いますけれども,基本的には口座振り込みで個人の通帳へ入りますので,そこから先を制限するというのはいささか難しいかなというふうに考えておりますが,運動とすればできるだけ町内で使ってくださいというようなPRをするのがいいかなというふうに考えております。
◆11番(小林) 今の給付金のことでございますが,もう一点は説明はどういう格好でするかというのもお尋ねしたと思うんですが,また後お答えいただけばと思います。 それと,今の使途の問題で,商工会を通して券でというのは指定の町内の業者が指定されるわけですから,当然町内に落ちるわけでございます。ですが,基本的に麻生総理が迷っておられるのは,生活の支援なのか活性化なのか,そこら辺が分かれ道だと思うんです。そういうようなことで,両面あるかと思いますが,これは町長のお考えはどういう方向で使うのが町の望みかというふうなことも町長の見解をいただきたいと思います。 それと,申請書の様式が,各地域へ出て説明されると思うんですが,私らもその様式を知っておってもいいということで申請書の用紙をいただくわけにいかないでしょうか。 それと,ふるさと寄附金のことでございますが,今配分が課長がお話しになったのは15万円,12万3千円,22万5千円というふうに配分を言われたわけですが,今回総額が121万8千円あるということの中で,額が5万円とか10万円とか,寄附額があると思うんです。これをすべて指定が寄附者が,教育関係へ使えと,それのみの指定なのか,分けて指定されたのもあるんじゃないかと思うんで,それの整理を聞かせていただきたい。どういう意向が強いのか,お聞きしたいと思います。
◎企画課長(馬屋原) 1つは複数にわたってこういうところへ使ってくださいという部分というのは少ないと思います。一番多いのが,やはり水源の里,まちづくりに使っていただきたいという部分が一番多いと思います。 トータルで件数が38件になります。2月末で38件です。ちょっとまとめてはまだいませんが,最終的にはまとめて5つの項目について件数を出したいというふうに考えております。件数と金額を出したいというふうに思っています。
◎町長(牧野) 原則的には個人に給付されるもんですから,総理,国会でも景気浮揚対策だとかあるいは生活支援対策だとか,いろいろぶれておられますが,私は原則的に個人に入るんですから,個人で使われて結構であると,私はそのように思います。ぶれることはしません。
◎総務課長(垰本) 先ほどから申し上げておりますように,法律そのものがあす通過予定でございまして,詳細な要領,要綱等が決まっておりませんが,周知については万全を期して説明をしたいというふうに考えております。 なお,申請書の様式を見せてほしいということでございましたが,これも今両備システムズにおいて加入団体と整合をとりながら,違う帳票というのはなかなかつくりにくいということで,そこへ委託しておる団体の総意に基づいたような形のレイアウトになるんではないかと思っております。 なお,本町では本人確認につきましては,本町の公金の口座引き落としの口座を指定していただければ,証明書をつけなくても本人確認であるというような簡便な方法等も検討しているところございます。 なお,この詳細について本日この席でご説明するという段階には至っておりませんので,よろしくお願いをいたします。
◆11番(小林) 交付金ですが,町長が個人のもんですから限定しないと。それも正解かもしれませんが,通帳の中へ入ると,いつ何どきとなく無限大に向こうへ先送りされる場合もあるかと。それも仕方ないことだと思っています。やっぱりそこら辺を明確に無理をしてこれに使え使えと言われても,やっぱり最終的には本人がやられるわけですから,それがベターではないかと私もそういうふうに思います。 説明方法ですが,団体とかそういうところで説明をされるのか,個々には今いろいろマスコミでは個々へ説明に臨んでおるというふうなことも聞きますが,そういう予定はないわけですね。 それと,寄附金の分は一覧表をまた作成していただきたいと思います。よろしくお願いします。
◎総務課長(垰本) 自治体によっては,うちらで言う自治振興会あたりまで出て個別に説明されておる団体もあるようでございますけれども,なるべく詳細な説明が行き渡るような方法について今後検討するということできょうはお許しをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。
◆4番(寄定) 2点お伺いしたいと思います。 第1点は,先ほども出ましたが,定額給付金のこと,そして第2点は子育て応援特別手当のことでございますが,定額給付金については今も説明がありましたけどが,この17ページのスケジュールからしてみまして,これを前へ落とすこともということで,案としてスケジュールを掲げておられますが,定額給付金は生活支援そして経営機能を喚起するという,消費を喚起するという両面がございまして,スピーディーに一日も早く支給するということが肝心ではありますけどが,この今非常に,あす決まりますけどが,おくれております。おくれてますけどが,前へ落とすというふうに説明ございましたが,できるだけ早く支給するということが町民,国民が待ち望んでいることだというふうにとらえておりますが,そのことがスピーディーに迅速に支給ができるように給付ができるように取り組みができるのかどうかということを第1点。 そして,この定額給付金についてでありますけどが,まず大変複雑なわかりにくいことも多いと思いますので,この相談窓口というのをまず設けるべきではないかというふうに思います。町民の皆さんが非常に不安に思っておられる方もたくさんおられると思いますので,窓口を設置するのかどうかと。 それともう一つは,既に警察のほうからもありますけどが,この振り込め詐欺とかなりすまし詐欺などの防止策をどのようにするのかということも大切なことではないかというふうに思っております。その点についてお伺いしたいと思います。 それから,第2点の子育て応援特別手当でございますけど,これの手続に係るスケジュールをお知らせいただきたいと思います。そして,非常に子育て世代には大変待ち望む手当でございますので,これも非常にわかりにくい年齢制限ございますので,これの定額給付金とあわせた申請あるいは給付ができるのかどうか,そういった周知徹底等の取り組みをどうするのか,お伺いいたします。
◎総務課長(垰本) 寄定議員お尋ねの定額給付金でございますけれども,この趣旨につきましてはいろいろ国会でも論議されておりますように2面を持っておるということは十分認識をしておりまして,スピードでございますが,私たちの事務方とすれば国会のほうでもうちょっと早くしていただければ年度内に支給できると思っておりましたが,今となっては実務としてなかなか難しいなということで,本日お示ししておるスケジュールは一番遅くてもこれぐらいにはしたいというスケジュールでございます。 5月1日というのは連休の途中でございますので,皆さん連休には幾らか使いたいと思っておられる方もおられますから,2週間ぐらいできるだけ縮められるような努力をしてみたいということを申し上げたわけでございます。 なお,相談窓口を設けるべきだということでございますけれども,現在準備作業を本庁の総務課で行っておりますけれども,三和地区においては住民課,それから各支所においては支所の町民課を窓口に土日もあけて相談窓口というか申請を受けるような体制をつくるのが必要なのかなというふうに思っておりますので,決まり次第担当者会議等を開いてそのようなことも周知しながら啓発に取り組みたいというふうに考えております。 なお,現在県庁のほう,あるいは総務省,あるいは町村会のほうから定額給付金の要綱の修正,訂正,追加というような形で一日に10本ぐらいメールでどんどん入ってきておりますが,あわせて警察のほうから振り込め詐欺の防止策というようなのも来ておりますので,あわせて対処できるような体制づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
◎福祉課長(西本) お尋ねの子育て応援特別手当の件でございますが,これにつきましては児童手当の事務処理をしているという関係もございまして,福祉課のほうが適切ではないかというふうな考えを持って準備を進めておるところでございます。 今のスケジュールということでお話しでしたが,当初の見込みとしては3月の中旬ぐらいに通過予定ではないかというふうなこともありましたが,3月の中旬から申請書を皆さんにお配りしてという,このことになるとちょっといろんな年度をまたぐということで非常に対象者も混乱されるんではないだろうかということで,4月1日の早いうちから対象者にお配りできるようにして,早急に事務を進めればというふうに思っておるところでございます。 それで,支給の申請期限というのは大体6カ月以内というふうになっとるようですが,そこも4月に始めると9月ぐらいになるわけですから,もう少し忘れたころにやってくるということじゃなくて,6カ月は6カ月として残しながら,早目の処理をして皆さんにお渡しできるような方法ができないものかということで現在は協議をしているというところでございます。 以上です。
◆4番(寄定) 定額給付金についてですが,できるだけ早く給付できるように努力をしていただきたいというふうに思いますが,国のほうがごたごたしておったりいろいろとしておりますけどが,各全国の自治体の状況を調べてみますと,2月20日時点で27日の資料ですけどが,申請書類の送付が70.9%が年度内に書類を申請するようにしております,準備しております。それから,先ほども小林議員のほうから言いましたけどが,年度内に給付を開始するのが22.2%でございます。しかし,4月の下旬,4月中に給付を済ますというのが98%の市町村,自治体です。あとの0.2%の中に入らないように,できるだけ早急に対応をしていただきたいと思います。 既に総務省からの通達で,1月27日に予算は成立しまして28日ぐらいから事務費についての通達は来ていると思いますけどが,準備を2月の補正で対応しているところが多くて,一日も早く現場に届けたいという取り組みをなされておりますので,本町も,あす決まりますので,できるだけ早くお願いをしたいと思います。 それから,先ほど里親についてのことも医療費でありましたけどが,給付,申請に対してできるだけ給付が簡単にできるように,非常に緩和されている面もたくさんあると思いますので,その辺も踏まえてしっかり周知徹底をしていただきたいというふうに思っております。 それから,子育て応援についてでありますけどが,これも非常にわかりにくいと思いますので,まず本人が申請をするということになっておりますので,その点の周知徹底をどのようにするのか,保育所あるいは幼稚園等,あるいは広報なのか,その辺はどのような周知徹底の仕方をされるのか,改めてお伺いしたいと思います。
◎総務課長(垰本) 議員ご指摘のように早期に給付するというのが使命だと思っておりますので,なるべくそのように努めてまいりたいと思います。 それから,申請に対して本人確認等の緩和でございますけれども,緩和し過ぎて二重に交付するとかというようなことのミスとの兼ね合いもございますけれども,なるべく簡便な方法で支給をしてまいりたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いをいたします。
◎福祉課長(西本) 先ほども議員がおっしゃったように,2月の初旬にリストのほうは私のほうも幾らか集約をしているというとこではございますけど,大体先ほど総務課長が申しましたように,現在把握しているのは106人ということでございます。それで,先ほど言いましたが,4月早々に申請者のお知らせ,この世帯に106世帯ということで申請者のお知らせというか,それと申請書,それとチラシを送りたいというふうに思います。それで,これでは完璧ではございませんので,町広報への掲載,そして先ほどおっしゃいましたが,保育所,そして幼稚園等へ周知用のチラシを配布するというふうな予定でおります。 以上でございます。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。
◆2番(橋本) 2点ほどお聞きしたいと思います。 まず,先ほど来から出ております定額給付金のことですけれども,時期については先ほどから出ておりますので,あれなんですけども,支給されるということはやっぱり地元へ商店なり落とすことが必要になってくることでありますし,活性化になることだろうと思いますが,給付金が振り込みで通帳のほうへ入ることが原則であろうかと思いますが,先ほどの課長の答弁の中で,やまなみ商品券のちょっと話を出されたと思いますが,その辺の商工会とのやりとりといいますか,協議をどの辺までどういうふうにされていかれるのか,また地域に還元することで町としてどういった周知をなされるのか,お聞きしたいと思います。 2点目は,介護保険特別会計の中に132,133ページでありますけども……。
○議長(岡崎) 今,一般会計。
◆2番(橋本) ごめんなさい。ほいじゃあ,後で,済みません。ほいじゃあ,よろしく。
◎総務課長(垰本) 給付金を町内で使っていただくということが本町の活性化につながるということはよく承知をいたしてございます。 商工会との協議でございますけれども,プレミアム商品券につきましては,10%プレミアムで500円券を450円で購入できるという券を発行される予定と伺っております。これの1割部分,1万枚分ですか,について現在予算化をいたしておるところでございます。売れ行きが好調なら引き続き補正ででも対応というような話もしておりますが,商工会にもいろいろ事情がございまして,増額するのはなかなか難しいというようなことも伺っておりますが,いずれにしても1億8千何がしかが町内の世帯に配布されるわけですから,これを商工会のほうもしっかりPRをしていただいて町とタイアップして地元に落としていただけるような取り組みは必要かというふうに思っております。 具体的にはどうかということでございますけれども,あす電算会社と打ち合わせをするようにしておりますので,ここらと整合をとりながら広報あるいはチラシとかということも含めて検討していきたいというふうに思っております。 なお,定額給付金に対して時間外手当も予算化しておりますので,土日とかというようなところでもどんどんと出て説明をしたいというふうに考えておりますが,詳細については今から検討ということでお許しをいただきたいというふうに思います。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。
◆10番(瀬尾) 何点かお聞きしたいと思いますが,1点目は繰越明許費でございます。 5つの事業が繰越明許になっておりますが,この事業に対して質問が集中しておるということでございますが。繰越明許費,年に1回のことですから3月にするんですが,もともと自治体の予算は総計予算主義であり単年度会計主義でありますから,繰越明許というのはそれなりの繰り越し理由,明確な繰り越し理由がないと繰越明許自体を乱用すべきでないということになっておるんですよね。 そういった面で,これはそれなりの理由があるんですが,この繰越明許費のときの説明は朗読だけに終わっとるということでございますので,いろいろ資料もついておりますけど,定額給付金なんかは丁寧な資料がついてますからそれなりの理由がありますが,やはり明確な理由をこの繰越明許費で事業ごとに理由をはっきりと申し上げてもらいたいというふうに思います。 それから,各事業の内訳ですけれども,定額給付金はそういうのについておりますが,そのほかも総合開発なり簡水なりいろいろ事項別明細で説明されましたが,早口で書きとめるわけにいかないわけなんです。そういった面ではこの繰越明許費の内訳をプリントしてもらいたいんですが,けさの議員の前段の打ち合わせの中で,個人からの資料請求は原則として受け付けないということになっておりますから,いずれ議長を通してこの資料を請求しようと。 全員に配ってもらいたいというのは,その前段で繰越明許の事業というのは,それと今後のスケジュールも事業の内容とスケジュール,繰越明許というのは20年度事業ですから,これが8月も9月も着工ということはあり得んわけです。4月から継続して着工するのが原則でございますから,そういったスケジュール表と事業の内容。大体,法律が通っとらんから繰越明許にするというのはわかりますが,一応この5事業にわたっての繰越明許の理由を説明していただきたいというふうに思います。 それから,歳入で言いましょうか,歳出で言いましょうか。税務総務費で30万2千円の県の徴税費の委託金が△になっておりますが,これを一般財源に振りかえておるわけですね。委託金というのは,その委託金の範疇で継ぎ足しをしてするようなもんではないわけです,仕事というのは。委託統計調査にしても選挙にしても委託金についてその範囲内でやって,一般財源を継ぎ足しするようなことはあり得ないわけでございまして,これを県の委託金は30万2千円減ったから一般財源を30万2千円に振りかえるという,こういうことは通常考えられないんですが,その辺の見解をお聞きしたいと思います。 それから,当初予算の資料を持ってきてないんですが,これ同じようなことを聞くんですが,1つは合併処理槽で1,065万7千円の不用額を出している。これは設置数が大幅減というふうに理由を聞いておりますが,これが本当なんかどうか,補助額が減ったのかどうか。この設置する人は全部対応できてこんだけ余ったのかと。あるいは県の補助金が減額されたからこうなったんかということなんです。 当初何件の当初予算を組んであったかわかりませんが,当初何件で,実施したのは何件というのをお聞きしたいと思います。 それから,小規模崩壊地の復旧事業も同じように事業費が少なかったから減額しましたというふうに説明は聞いたんですが,これは補助額のほうが少ないから事業ができなかったんじゃないんですかと思うんです。当初予算で七,八カ所ですか,当初予算では事業箇所があったのが,いつだったか去年のうちでしたか,私建設課長に聞いたのにからに7番目だから,ことしはだめよというて言われたんで,事業減がこの不用額だったら,当初予算にのせた箇所は全部できとらにゃあいけんというんですが。これは事業減なんか,県の補助金が少ないんか,説明がちょっと私は,事業減ではないというふうに理解するんですが,そのことについて説明願いたいと思います。 以上です。
◎総務課長(垰本) 繰越明許費の説明が少し粗雑でございましたけれども,また資料等につきましては全員協議会あるいは後日等々でお示しをしていきたいと思いますけれども,この繰り越しをしておる事業のすべてが1月27日に議決をいただきました地域活性化・生活対策臨時交付金,国の第2次補正でございますけれども,現在これもあすの予定で財源関連法案審議中でございまして,年度内の執行は無理だろうというふうに考えております。 なお,井関定住団地につきましても,20年度当初に債務負担を起こしておったものをわざわざ解消をして20年度に組んだというのは,20年度の第2次補正に対応すれば使えるよということでございますので,そのような手法を使ったわけでございますけれども,いずれにしても21年度に繰り越すわけでございますので,21年度の事業執行の見込みとか方策についてはご説明する必要があるというふうに考えておりますので,後刻の全員協議会等で詳細に申し上げたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いをいたします。
◎住民課長(藤岡) 歳入の関係で,30万2千円の県の県民税の徴収事務取扱交付金を減額いたしております。これは一応今年度分の県からの払い込みがこれだけになるということで,実績で補正をさせていただいたものでございます。 その金額につきましては,単純に交付金が少なくなったということで予算を減額しておるんですが…… (瀬尾議員「なぜ,一般財源に振りかえをしたかということ」の声あり) 一般財源で対応ですか。 (瀬尾議員「30万2千円,県の補助金を減して一般財源負担分をふやしとる。それを聞いたんよ」の声あり) ちょっと待ってください。ちょっと見てみます。
○議長(岡崎) 休憩とします。暫時休憩。(午後3時02分)
○議長(岡崎) 再開いたします。(午後3時15分) 再開前に引き続き答弁を求めます。
◎住民課長(藤岡) 先ほどの県からの委託金30万2千円でございますけれども,減額いたしております。実はこの県からの委託金は税務総務経費及び賦課徴収経費のほうへ充ててございました。で,不足分が生じましたので,その分を一般財源で賄ったということでございます。 以上です。
◎環境衛生課長(近藤) 浄化槽の補助金を減額しておりますことについてのお尋ねでございますが,当初予定しておりましたのが50基でございます。50基で予算を組んでおりましたけれども,申し込みがあったのが20基ということで30基分を減額させていただいているということでございまして,県の補助額が少なくなったということではございません。
◎建設課長(橋本) 私のほうから,小規模崩壊地の復旧事業につきまして219万円の減額をしておりますが,議員のご指摘のように当初予算,要望どおりの割り当てといいますか,県から事業費が割り当てがあったということで,当初8カ所を事業箇所を含めて説明いたしておりましたが,結果として実施は5カ所,5地区の1,900万円の事業費に終わったということで,説明どおりの事業ができてないということであります。今後につきましては,事業箇所の公表等については注意をして説明をしたいというふうに思っております。大変ご心配をかけました。
○議長(岡崎) それでええんかな。答弁はもういいな,答弁。答弁漏れはなかったね。
◆10番(瀬尾) 繰越明許費の場合はそれなりの理由,特に今回は法律が通ってない,国のほうが通ってないという理由がほとんどの理由でございますが,町立病院の8,200万円は何じゃったんですか,ちょっと聞き漏らしたんですが。 それと,県民税の件数が少なかったから減ったと,私が言うのは県民税の徴収をするのに,その交付金が減ったのに何でその同額を町費で負担しなきゃあならんのんかということなんです。その減ったというのは,取り扱いの件数が減った,入ったんが減ったという意味でしょう。そうすると,滞納が多く出たということ。そういったことじゃけえどが,減ったのは減ったなりで,委託金というのは補助金ではありませんから,2分の1補助でなしに,この委託金の中でやってくれというて100%でできるんじゃないですか。県の県税を徴収するのに町費を30万2千円つぎ込んでまで県ですることはないでしょう。そういう意味で,なぜ県税の交付金が減ったのに町費を持ち出すかというのを聞いたんです。 合併処理槽は30件しかなかったということでございます。50%行っておりません。50件の予定から実施が20件という,やはり集落排水というのは連帯の地区がございませんからしないんで,この合併処理槽の普及というのをやはり力を入れてもらえんと,環境の問題も今後大きな町政の取り組みの柱になろうというふうに思っておりますけれども,やっぱり啓発などもして50件ほど当初に組んどって,そのまま希望はどうですかっとでなしに,やはりある程度の啓発活動も必要ではないかと思いますし,非常に実施が20件で,50件の当初見込みというのは見込みが過大過ぎたんじゃないかというふうに思いますが,その辺新年度も組んであると思いますけれども,やはり組んだ施設は啓発などして,補助金枠があるならばできるだけそれに近づけるほうがいいんじゃないかというふうに思っておりますが,その辺の見解を聞きたいと思いますし,小規模崩壊地がちょっとよく聞こえなかったんですが,8カ所当初で5カ所実施しましたよで,県の補助金というのは8カ所分あるということですか。
○議長(岡崎) どっちから行きましょうか。
◎住民課長(藤岡) 県の県税の徴収をするのに,なぜ町費を使うのかということだと思いますけれども,実は県の交付金といいましても,これまできっちり使途を明確に分けて使っていないというのが現実でございます。そうした中で,全体的に不足をしたから不足を補うということで,あくまでも事業そのものは当然町税もありますし,固定資産税もありますし,町全体の税を集めるということで必要な経費なので,町費で補てんしたということでございます。
◎
病院対策室長(弓戸) 明許繰り越しの関係でございますが,病院開設準備費の事業の中では,臨時交付金のほうも入れた事業でございますので,明許繰り越しの中でさせていただいております。 以上です。
◎建設課長(橋本) 補助対象事業費,県の事業費が当初2,120万円で8カ所を予定しておりましたが,結果として5カ所の事業費1,900万円の中で5カ所しか事業が実施できなかったということであります。
◎環境衛生課長(近藤) 合併浄化槽についての啓発ということでございますけれども,昨年12月におきましても,行政放送を通じまして最後の取りまとめといいますか,啓発活動を行ったところでございます。 例年4月の段階で各自治振興会の会長さんの会議がございますが,そこの場へも資料提供をいたしておるところでございまして,今後も啓発活動ということにつきまして力を入れていきたいというふうに思います。
◆10番(瀬尾) どうも県の町税の交付金はしっくりいかんのんですが,そんだけ減ったならば,歳出を減らして努力すべきだろうというふうに思います。基本的には県の交付金が減ったのを一般財源に振りかえというのはいかがなものかというふうに理解しておりますが,質問はそれにとどめておきます。 小規模災害の復旧で5カ所をやって,へえじゃけえ3カ所,ことしの計画が残ったということですね。8カ所のうち5カ所を実施したから3カ所。優先順位があって,優先順位の早い分から早い分からやっていくというのは,8カ所あったから,ことし残った3カ所というのは当然21年度の1,2,3番手に上がるというふうに理解しても結構ですか。
◎建設課長(橋本) 議員が言われるように素直にといいますか,通常ですとそのように私も立場をかえても思いますけどが,緊急度によりまして当事業費を勘案しながら慎重に実施箇所については選定をして,危険な箇所からやっていきたいというふうに思っております。
◆13番(松本) 2点,3点ほどお尋ねしますが,まず35ページの扶助費が600万円ほど減っておりますが,大変な不況の中で生活保護世帯がふえているという状況の中で,この減額というの,この理由,それをまずお尋ねしたいと思います。 それから,37ページのクリーンセンターじんせきの業務委託が280万円減額になっておりますが,この内訳と内容と理由をお尋ねします。 それから,入札残が非常に多いんですが,例えばメモしとるだけでも25ページのシステム管理が130万円,27ページの電子申請が18万円,ひろしまの森事業が120万円,スクールバスが1,770万円で,そのほか委託料もたくさん減額になっていますが,この入札残というのは敷札を低く抑えたためか,あるいは業者間の競争によるものか伺いたいと思います。 余り低く抑えることによって,かえって業者に負担を押しつけているとか,質が悪くなっているということはあるのかないのかという点と,参考までに入札率,敷値でなしに見積額あるいは設計額に対して相対的でいいですが,どのぐらいな割合になっているのか伺います。 以上,3点です。
◎福祉課長(西本) 先ほどの扶助費の件でございますけど,これは被保護世帯数の減というのがそのとおりの数字でございますけど,世帯数で言いますと当初38世帯ぐらいでございましたけど,現在31世帯ぐらいです。それで,これは人為的にどうのこうのということではございません。高齢でもあり,自然減というか,そういうほうが結構ありますので,いたし方ないというとこはございます。 以上でございます。
◎環境衛生課長(近藤) 一般廃棄物収集処理につきましての委託料の減額でございますが,主なものは粗大ごみの回収の量が減ったというところが大きなものだと思っております。当初,車の台数で120台ぐらい予定しておりましたけれども,大分減っているという状況でございます。 理由といたしましては,昨年夏,他の業者がテレビとかバイクとか農機具とかいろんなものを回収されたということがございました。その影響が幾分といいますか,あったのではないかなというふうに考えております。 以上でございます。
◎総務課長(垰本) 現在本町では入札事務につきましては総務課で行っておりますので,総じて答弁をいたしたいと思いますけれども。 入札残でございますけれども,近年入札のあり方については一般競争入札が原則だということで,各自治体がそれぞれ取り組んでおります。本町におきましても,一般競争入札は金額が大きいものしか該当は特にありませんけども,指名業者数等も多くして競争の上で入札をしていただくという方式をとっております。 札が安いのか,競争によって下がったのかということでございますが,いずれも該当するかと思っております。経費の節減に努めるということで予定価格についてもある程度厳しいという声も伺っておりますけれども,結果として製品がこれではどうにもならないというようなものが納品された結果はありませんので,いろんな声もありますけれども,そういう方法もいいのかなというふうに思っております。 当初予算のときには,それに執行伺い等を起こす場合,それの適正な単価で予算をして,それを入札にかけて結果がそうなったということでございます。 公共事業等につきましては,予定価格の公表をしておりますので,おおむねそれよりは余り離れないところで落札をしておると思いますけれども,設計価格から比べると,総じて言えば80%程度かなというふうに考えております。 なお,近年最低制限価格について通常ですと4分の3を設定するわけでございますけれども,過当な競争によってその75%に全部並ぶというようなことが見受けられるんですけども,これらのあり方についても各自治体とも,本町も含めてでございますが,検討していく用意がございます。20年度につきましては,公共工事の予定価格の公表と4分の3の最低制限価格を設定して執行したところでございます。
◆13番(松本) 入札について,特にスクールバスなんかが非常に多くの入札残が出ておりますが,これはかなり設定価格というか敷値も無理があったのではないかという声も聞きますが,そこらあたりはどうなっているのかという点と,それから公共事業について先ほど総務課長から答弁ありましたように,最低価格の引き上げというのは各自治体でも取り組んでおりますが,検討するということは最低価格の引き上げについて検討するということですか。
◎総務課長(垰本) スクールバスにつきましてですが,ちょうどそのとき私が同席しておりましたので,感じとしてはかなり業者の方が奮発をされて札を入れられたんじゃないかというふうに考えておりまして,こちらの設計金額が低いとか予定価格が低いとかという問題ばかりでもないというふうに感じております。これは予定価格を公表しておりませんので,業者の思いで入れられたのかと思っております。 それから,最低価格の検討でございますけれども,かなり今複雑な最低価格の設定の方式を国のほうが考えておりまして,直接工事費の90%,共通仮設費の何%,一般管理費の何%を積み上げた金額と予定価格との差が何%かに満たない場合はとかといういろんな条件を示した考え方もございますし,単純に4分の3を5分の4にするとかというような方法もいろいろこれから検討していきたいと思っております。4分の3に固執するものではないということでございます。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。 ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第7号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第9,議案第8号について質疑を求めます。 ここからは特会の国保でございます。 ないですか。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第8号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第10,議案第9号について質疑を求めます。 後期高齢者医療特別会計でございます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第9号は原案のとおり可決することに決しました。 次に,日程第11,議案第10号について質疑を求めます。 この会計は老人保健特別会計です。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第10号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第12,議案第11号について質疑を求めます。 介護保険特別会計でございます。
◆2番(橋本) 1点お聞きしたいと思います。 132,133ページになりますけども,地域支援事業費830万円減額補正が出されておりますが,ちょっと私説明を聞き漏らしたかわかりませんけども,介護予防特定高齢者施策事業費委託料が400万円減額になっておりますが,この説明を再度求めたいと思います。 もう一点,介護予防一般高齢者施設事業費等の説明の中で,町内の老人クラブ等々に案内をしたけれども,要望が少なかったから減額されたということの説明だったと思いますけども,どのような周知をされ,どのような老人クラブの会で講演等々があったかをお聞きしたいと思います。
◎保健課長(吉津) お答えいたします。 この特定高齢者把握事業というのは,総合健診におきまして運動機能が欠如していると,生活機能評価と申しまして,生活機能が低下しているという方に対しまして,口腔教室,さらには栄養教室,運動教室,筋力トレーニング機器を使ってする教室でございますけれども,そういったものの受講を勧めております。その参加者が少ないがために委託料が減額をさせていただいたということでございます。当初では60名ぐらいを予定いたしておりましたけれども,希望者が20名ということで筋力トレーニングの場合は減少ということになってございます。 また,一般高齢者の施策事業で単位老人会の啓発はどのようにしているかというふうなことでございますけれども,各種会議,例えば高齢者の部会がございますけれども,そういった中でお伝えをいたしましたり,またいろんな会合があるとき,啓発をいたしております。チラシのほうもそれぞれつくって,その研修への参加をお願いしておるところでございますが,1事業に対しまして講師の報償費ということで3万円を支出いたしてございます。 以上でございます。
○議長(岡崎) 質疑を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第11号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第13,議案第12号について質疑を求めます。 簡易水道事業特別会計です。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第12号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第14,議案第13号について質疑を求めます。 飲料水供給施設事業です。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第13号は原案のとおり可決することに決しました。 日程第15,議案第14号神石高原町
総合開発事業特別会計予算について質疑を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 質疑を終結し,討論を求めます。 (「なし」の声あり)
○議長(岡崎) 討論を終結し,採決します。 本案は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(岡崎) 起立多数であります。よって,議案第14号神石高原町
総合開発事業特別会計予算は原案のとおり可決することに決しました。
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○議長(岡崎) 日程第16,平成21年度予算について平成21年度予算大綱の説明を求めます。
◎町長(牧野) 平成21年度一般会計,特別会計予算書の提案に当たりまして,前段で予算大綱の説明を申し上げます。 朗読して説明にかえさせていただきたいと思います。 平成21年度予算大綱。 2期目の町長としての初の当初予算となります平成21年度神石高原町一般会計及び特別会計当初予算案を提出するに当たり,町を取り巻く諸情勢と町政運営に対する所信を申し述べながら当初予算の概要をご説明申し上げます。 冒頭,私ごとではございますが,昨年末の町長選挙におきまして,無投票再選という栄誉を町民の皆さんからいただきました。この場をおかりして厚く御礼申し上げたいと思います。 今後も財政状況は厳しい中ではございますが,合併後進めてまいりました政策路線を継続するとともに,選挙公約に掲げておりました政策の具現化を図りながら新町建設計画の目標である5つの柱に沿って人と自然が輝く高原のまちづくりに向けて引き続き邁進してまいる所存でございます。議員各位並びに町民の皆さんのさらなるご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 まず,最近の諸情勢でございますが,アメリカの金融危機に端を発した世界同時不況で世界経済の状況は大きく変化をいたしました。これまで世界のGDPの十数倍にも上る金融商品を世界にばらまき,金が金を生む仕組みをつくり上げてきたアメリカ型の金融経済モデルこそが経済繁栄の源泉であり,イギリスやアイスランドなど金融に特化した国ほど勝ち組として評価されてまいりました。これがすべて破綻,まさにアメリカ型新資本主義が破綻したということでございます。 初めのころは我が国経済にそう影響はないと言われておりましたが,グローバル化した経済化では瞬く間に世界に波及し,金融機関のみでなく実体経済にまで大きく影響し,アメリカのビッグスリーと言われるゼネラル・モーターズ,フォード,クライスラーまでが公的資金を要請する事態に陥っております。市場中心主義を各国に宣伝してきたアメリカがここに来て全く逆のことを始めております。それは日本がバブル経済の破綻後,いわゆる失われた10年と言われた時代に日本は規制緩和等の構造改革のおくれを米国等から批判され,小泉内閣時代に規制緩和を促進した結果,格差が拡大し,今も大きな問題を残しております。 しかし,現在オバマ大統領は民間企業にまで資本注入しようとしております。これがまさに逆ということでございます。低迷する株価も先行き不透明であり,アメリカの消費の落ち込みは日本経済を牽引してきた自動車や電気を初めとする輸出産業に大きな打撃を与えております。各企業の業績悪化,経常赤字,倒産の急増等は雇用にも波及して,派遣社員,非正規社員の解雇につながっており,経済全体が信用収縮に陥っております。 このような状況に対し,政府も第1次,第2次の緊急対策としての大型補正予算を提案しておりますが,ねじれ国会の影響が世界同時不況下での経済対策,雇用対策等もいまだ結果があらわれておりません。 現在の不況を克服し,日本経済の強みを最大限発揮するためには,最も優先されるべきはマクロ対策,減税,財政出動,金融緩和等であると言われております。本町のような自主財源の乏しい地方自治体では,動くに動けない面もありますが,国,県からの臨時交付金等を財源にしながら,基礎自治体といたしまして経済対策,雇用対策など可能な限り対処してまいりたいと思っております。 現在,出口が見えないトンネルに入ったばかりであり,今後しばらくはこの悪化傾向は続くでしょうし,バブル崩壊時の傷もいえないうちであり,100年に一度と言われている平成の経済大恐慌となるやもしれません。 いずれにせよ,財政健全化に取り組んでいるさなかである本町においても,負の追い打ちは避けて通れないものと危惧しております。ですから,今後も引き続き財政健全化を最優先課題として人員,施設,債務の3過剰の解消に向け努力しながら,町の基盤づくりを図ってまいりたいと考えております。 また,緊急的な雇用対策や景気浮揚対策としては,国,県に呼応した官主導による公共事業も重要な方策であるとの判断から,財政が厳しい折ではございますが,この1月に可決いただきました補正予算による事業のうち,約3億円強を繰り越して15カ月予算と位置づけ,20年度繰越明許費と21年度当初を合わせ102億円を超える予算の執行を考えております。 予算的には大規模とは言えないかもしれませんが,中規模な積極的予算編成を行ったつもりでおります。ハード,ソフト両面での新規プロジェクトの導入も図っております。しかし,その財源としては,税収の落ち込みが予想される中で,自主一般財源の確保は難しく,起債や基金繰入金に頼らざるを得ない状況にあり,将来的にも後年度負担がふえ,公債費負担適正化計画への影響があらわれることは必至となっております。 こうした状況下で,今回の決断が景気回復の一役を担うことを心から期待するものであります。 それでは,当初予算案の概要を申し述べてみたいと思いますが,その前に国・県の予算状況について若干触れておくことといたします。 国の一般会計当初予算は88兆5千億円で,前年度に比べまして5兆4千億円の増となっております。その歳出増の主なものは,介護保険給付を含む社会保障3兆円の増,地方交付税交付金1兆円の増,経済緊急対応予備費1兆円の皆増となっており,その財源は租税収入7兆4千億円の減を特別会計受入金5兆円の増と国債発行7兆9千億円の増で補ったものとなっており,少子・高齢化を反映するとともに,緊急雇用経済対策に重点を置いた予算案と言えます。 また,県の一般会計当初予算案は,元気な広島県づくり等財政健全化の実現を基本姿勢として編成された結果,9,380億円と前年度に比べまして48億円の減となっております。その歳出といたしましては,緊急経済雇用対策として372億円を計上し,20年度補正と合わせて509億円の15カ月予算と位置づけられております。 元気重点施策別には,人づくり444億円,中枢拠点性強化268億円,新たな過疎対策34億円,暮らしの安全・安心対策148億円,地方分権改革39億円と5分野の合計で933億円に上っております。その反面,義務費89億円,普通建設事業126億円の減となっております。 歳入につきましては,経済悪化に伴う減税等498億円の減を地域雇用創出推進費を見込んだ地方交付税179億円の増と臨時財政対策債の倍増を含んだ県債262億円の増で補われております。 また,財源補てんとして13億円の財政調整的基金の取り崩しを見込んでおり,21年度末残高は25億円となる見通しであり,県庁舎整備基金からの借入金も予算化されております。 このように,県も財政難の中でかなり苦慮された予算編成の跡をうかがえますが,次年度以降も引き続き厳しい状況であり,市町へのしわ寄せも余儀なくされるものと予想され,さらなる経費縮減や見直しも必要と思っております。 本町の一般会計当初予算案は,編成方針では通常ベース91億円規模を目標に設定しておりましたが,さきに述べた経済情勢の悪化に緊急対応するため,予算編成中途に緊縮型から積極型への転換を行いながら編成作業を進めてまいりました。 その結果,一般会計の総額は99億円となり,前年度に比べまして額にして1億9千万円,率にして2%の増加であり,合併後初めて当初予算が対前年度を上回った予算案となっております。 具体的には後ほど述べますが,金額的には前年度予算の繰上償還経費3億5千万円が21年度は前年度中途から予算化しました病院関係基金の積み立てと和牛の里整備経費を合わせた3億4千万円に振りかわり,病院事業会計への補助経費1億8千万円余りが純増したものとなっております。 歳出予算の概要を性質別に見ますと,義務的経費9.3%の減,投資的経費15.9%の増,その他経費14%の増となっております。義務的経費減の主な要因といたしましては,公債費は繰上償還経費の皆減と,その影響分により18.2%の減,扶助費は保健福祉の充実を図ったものを含めて5.7%の増となっております。 投資的経費につきましては,普通建設補助事業がさきに述べた和牛の里整備を含めて115.5%の増,普通建設単独事業が情報通信基盤の整備を含めて4.4%の増となっております。 また,その他経費につきましては,引き続き経常経費の抑制に努めておりますが,物件費におきましては選挙や生活交通対策を含めて5%の増,維持補修費は放送設備補修完了に伴い4.9%の減,補助費等は病院事業会計の新設に伴い11.8%の増,投資及び出資金は公営企業金融公庫解散に伴う金融機構への出資が終了しましたので,皆減といたしております。 また積立金につきましては県
病院移管交付金に伴う積み立てを計上したため,315.6%の大幅増となりましたし,繰出金は医療関係の伸びによるものと水道事業の増加によるもので,12.8%の増となっております。 以上,歳出全般で公債費等一部除いて増加しており,さきに述べた緊急経済雇用対策や少子・高齢化,定住対策等に配慮した予算編成としております。前年度繰上償還分を除いた一般会計の実質的な伸びが5.8%の増となっております。その裏当てとなります歳入につきましては,町税や道路特定財源の一般財源化,自動車取得税減税及び事務組合解散清算に伴う減収は地方交付税や地方特例交付金,国庫支出金等で補てんすることとし,前年度の繰上償還充当の減債基金繰り入れ相当額については,県支出金及び町債の発行を充てることといたしております。その結果,前年度より自主財源割合が2.2ポイント減少して19.6%,依存財源割合が2.2ポイント上昇して80.4%となります。 当初予算は増額したとはいえ,財政調整基金残高は21年度末で6億円程度の見込みであり,町民各位に今までと同様に厳しいものとなっております。財源が乏しい中で新町の基本理念に基づく新町建設の目標であります5項目の柱に沿いながら希望あるまちの将来へとつなげられるよう,今できる最大限の努力による予算編成を行ったつもりでございます。 特に安心・安全,子育て支援,定住・産業振興の3つのキーワード,これは私が公約として掲げたものでございますが,これらを中心に新規拡大事業を編成しておりますので,これらにそって申し述べます。 まず最初に,安心・安全対策でございますが,町民の皆さんが安心かつ安全に快適な生活を営むことができるよう,引き続き地域振興活動の支援や上下水道を初めとする生活環境整備等道路網の整備,高齢者に配慮した福祉の充実,医療,交通機関等の確保,充実,防災体制や情報網の整備を図ってまいります。 具体的には,地域振興活動につきましては,ファンド事業による地域の整備拡充,源流の里維持再生事業として集落支援員の設置をしてまいります。また現在,提言している町民センター構想につきましては,地域に特化した支所機能のあり方などを引き続いて検討を行い,21年度末までには一定の方向性を出したいと考えております。 生活環境の整備といたしましては,将来の水道施設の充実に向けての簡易水道統合計画の策定,小畠地区簡易水道の慢性的な水不足解消対策,安全な飲料水確保のため浄水器購入補助の新設を予定しております。また,道路網につきましては,継続路線の早期完成に向けて所要の額を計上しております。高齢者福祉の充実につきましては,過疎地域冬期生活支援事業として住宅確保のための改修等経費を予算化しております。独居老人等の訪問調査,介護予防対策として予防教室の拡充や本人負担を現行の半額に引き下げての筋力向上トレーニングの利用強化,より充実した保健行政とするための高齢者実態把握システムの構築及び認知症サポーターの充実等々を計上しております。 医療,交通機関の確保,充実のうち病院移管問題につきましては,合併前から重要な課題でありました。新たに病院事業会計を設置して運営となり,私としても一応安堵しておるところでございます。今後はいかに独立運営ができるかに病院の運命がかかっており,慎重な対応をしていくことが肝要と考えております。まさに,これからが正念場というふうに位置づけたいと思います。 交通機関確保につきましては,民間バス路線の廃止に合わせて,お出かけタクシー制度を廃止し,新たにスクールバスを有効利用した定額料金による町内バス4路線と町営タクシー25路線による新公共交通システム,ふれあい号を21年度から運行開始するとともに,福祉タクシー利用者の拡充を図ることとしております。 防災情報網整備におきましては,防災面で油木方面隊配備の消防ポンプ車の更新と引き続いて防火水槽の設置を計画しております。また,21年度新規に緊急災害時の備蓄物資の購入や冬季除雪用車両の確保対策として作業用グレーダーの維持費定額補助を予定しております。 情報面では,議員の皆さんから特に強い要望もあり,アンケート調査での住民の賛同も過半数を超えましたので,防災情報設備の更新,テレビ難視聴区域の解消,町内行政放送の統一,通信情報整備を総合的に解決するため,CATV施設整備の調査設計経費を計上しております。内容的にはまだ多くの課題もありますが,早期の完成を目指したいと考えております。本町にとって財政的にも大きなプロジェクト事業でございますので,今後の歳入いかんによっては町全体事業の見直しもせざるを得ない状況が来るかもしれません。しかし,本当に大変なのは運営を開始してからでありますので,議員の皆さんにも今後一方ならぬご理解とご協力をいただきますよう切にお願いをするところでございます。 その他といたしましては,全小学校へのAEDの設置を予定しております。前年度分と合わせて学校施設への配置を終えることとしております。また,前年度策定した食育推進計画に基づいて食育のまちづくりを推進してまいります。本町版
グリーン・ニューディール政策の基本となるように地域新エネルギービジョン策定や合併5周年記念行事とあわせて表彰式典などを計画しております。 主要事業ではございませんが,町有施設の老朽化に伴う修繕には毎年頭を痛めているところでございます。21年度も油木支所庁舎と神石郡林業センターの屋根補修などを計画しておりますが,今後も引き続き町有施設の縮小を図る所存でございます。 次に,子育て支援でございますが,過疎化,少子化がより深刻化する今日において,町の将来を担う子供たちに対する福祉,教育部門の充実及び子育て支援対策は重要と考えております。ただ,この分野の経費はほとんどが単町費であり,拡充にも限界がございます。このような中で,従来事業を継続しながら新規事業にも取り組んでいくこととしております。 具体的施策といたしましては,おひさま広場を6会場開設し,放課後児童クラブ事業を公設民営で実施,前年度の前期計画に続いて後期の次世代育成支援行動計画の策定,療育手帳台帳システムの整備,子育て支援センター事業としてミュージカルの開催,前年度中途より拡充している妊婦健診の継続,一部負担は伴いますが24年度まで中学生以下の医療費無料化,インフルエンザ予防接種補助対象を中学生までに拡大,子供と地域住民が一体化するように小・中学校家庭地域連携推進事業の実施,夢のある生徒の育成を目指した油木高等学校野球部の支援上乗せ,新学習指導要領に対応すべき教育備品の整備,地産地消対策と合わせて地元産季節食材の学校給食への活用など計画しております。また,通学手段の確保といたしまして,23台のスクールバス運行を予算計上しております。 教育立町を目指した対策といたしまして,学校図書の整備充実を図るため,学校支援地域本部の設置,ブックスタート事業の実施,図書館システムの改修を予定しております。 建設事業といたしましては,油木保育所のトイレ回収,小・中学校の地上デジタル化整備,さんわ総合センター楽屋の増設などを予定しております。3保育所と3校の6施設について耐震調査を計画しております。なお,統合小学校建設にかかわる経費につきましては,学校再配置検討委員会の答申を尊重しつつも,財政を初めとする諸般の状況分析を行いながら慎重に対応してまいりたいとの思いから当初予算には計上しておりません。 最後に,定住,産業振興でございますが,過疎,高齢化が進行する本町におきましては,定住対策や産業,商業,工業,観光の振興施策も重要な課題であるとの認識を持っており,とりわけ農林業は町の活性化にもつながる主要な産業と位置づけております。こうした認識の上で引き続き各諸施策の継続,拡充を図ってまいります。 具体的に申しますと,定住対策につきましては,夢創造委員会を設置して本町における夢のプロジェクトを検討していただくこととしております。井関地区の定住団地が21年度事業を前倒しして20年度繰越事業として特別会計で整備してまいります。 主要産業である農林業につきましては,農業経営の集約法人化や整備の高度化,近代化に向けて引き続き集落法人育成加速化事業を取り組みますし,農山漁村活性化プロジェクト事業として牧地区の整備を計画しております。また,畜産振興を図るため,和牛の里草地林地一体的利用総合整備,トマト生産振興として農業公社施設整備補助,有害鳥獣駆除対策としてわな免許取得費補助を新設しております。就農対策といたしまして,就農希望者を支援するため新規就農者支援事業を実施しますし,担い手育成総合支援協議会補助を計画しております。 林業分野におきましては,継続事業に対し所要の額を計上しております。ひろしまの森づくり事業としてやすらぎ苑駐車場の木さくを設置することとしております。また,特別会計で運営している分収育林事業につきましては,伐採樹齢が近づきましたので立木調査を実施してまいります。 商工業,観光振興におきましては,観光事業と農産物販売を連携し,観光事業の活性化,農産物販売促進を図るよう商工会と協議を重ねてまいります。商工会へのやまなみプレミアムギフト券発行経費やゆりプロジェクトへの補助を予定しております。観光施設につきましては,年内には法人への光信交流体験農園の無償譲渡を考えております。仙養ヶ原のトイレの改修も計画しておりますし,また工場等設置奨励も引き続き行ってまいります。 以上,3つのキーワードに沿って歳出予算の概要を申し述べましたが,引き続き歳入予算の概要について申し上げます。 主たる自主財源であります町税につきましては,前年度より1.3%減の9億7,215万円を見込んでおり,この内容といたしまして,景気悪化及び自然減による住民税を6.4%の減,減免措置終了による固定資産税を3%増と見込んでおります。 地方譲与税につきましては,道路特定財源の一般財源化に伴い0.2%の減としておりますし,交付金につきましては,減税に伴う自動車取得税交付金減額分の一部を地方特例交付金で補てんされるものとして,交付金全体では17%減の試算としております。 歳入の大半を占めます地方交付税につきましては,対前年度比0.8%増の52億900万円を見込んでおります。そのうち,普通交付税は21年度創設の地域雇用創出推進費2億2,100万円を見込んで,49億1,900万円としておりますが,通常分の減や公債費算入分を考慮し,全体として前年度より4,900万円増額にとめております。 特別交付税は,前年度より1千万円少ない2億9千万円としております。 分担金,負担金や使用料,手数料につきましては,条例要綱に基づく所要額を見込んだ結果,前年度より4.3%の増となりました。その要因として,増の主なものは和牛の里整備や郡林業センター修繕に係る分担金と町営バス利用料であり,減の主なものはひろしまの森づくり分担金,高齢者健康管理システム使用料,し尿くみ取り手数料などです。 また,上下水道関係特別会計は21年度より使用料を見直したことにより,増額となっていることをつけ加えておきます。 直接住民の負担増につながる部分ですが,今後も自主財源確保及び経費相応の負担の観点に立って他団体の状況も調査しながら引き続き見直しも検討していかざるを得ないと考えております。 国県補助金につきましては,事業に基づく所要額を見込んだ結果30.8%の増となっておりますが,国庫支出金は地域活力基盤創造交付金の拡充新設による増であり,県支出金は
病院移管交付金や衆議院,県知事選挙及び草地林地一体的利用総合整備補助金の増とひろしまの森づくり事業補助金の減が主な要因となっております。 財産収入につきましては,26.6%の減となりましたが,基金利子収入の減が大きな要因となっております。普通財産の処分につきましても,引き続き処分可能な財産の売り払い等を検討してまいります。 繰入金につきましては,16.2%の減となっておりますが,その要因といたしまして前年度の公債費の繰上償還経費の財源とした減債基金3億5,058万円の皆減が大きく響いております。内容といたしまして,財源補てんとしての財政調整基金2億5千万円,地域活性化生活対策臨時交付金を原資として積み立てた1億4,500万円,その他としてファンド事業や病院事業分を含めた2億9,016万円を繰り入れることとしております。ただし,臨時交付金分につきましては,国の動向が非常に流動的であり,状況によっては現在予算計上しておる事業の組みかえもあり得ると懸念しております。 繰越金につきましては,補正計上することとし,当初は存目計上のみとしております。 諸収入につきましては,前年度ベースをもとに予算計上し43.7%の減となっておりますが,この要因は福山・府中広域行政事務組合配分金の皆減によるものであります。 地方債につきましては,基本的には公債費負担適正化計画に沿って起債を予定していましたが,歳出で述べましたCATVなどの新規プロジェクトの実施に伴いまして6,590万円の増となっております。臨時財政対策債について,前年度と同額としておりますが,発行可能額が決定しましたら補正対応してまいります。 いずれにせよ,引き続いて集中と選択をしながら公債費の抑制を図っていかなければならないと考えております。 以上が一般会計当初予算の概要でございますが,その他の会計におきましては,後期高齢者医療特別会計について,前年度の10カ月経費から通年経費での計上とし,井関地区の団地整備に係る総合開発事業特別会計を新たに当初予算計上をしております。また,別様となりますが,病院事業会計を創設しております。これらが21年度の特徴的なものであります。 国民健康保険特別会計11億5,230万円,後期高齢者医療特別会計3億6千万円,老人保健特別会計700万円,介護保険特別会計17億8,250万円,簡易水道事業特別会計5億6,830万円,飲料水供給施設事業特別会計3,530万円,農業集落排水事業特別会計2億3,060万円,総合開発事業特別会計50万円,分収育林事業特別会計20万円の9特別会計と病院事業会計2億6,550万円の合計44億220万円を一般会計とあわせて提案しております。 予算編成に当たりましては,合併以降進めております財政健全化計画としての集中改革プラン,定員適正化計画,公債費負担適正化計画に沿いながら3つの過剰である人員,施設,債務の解消に向けて歳入に見合う歳出の抑制を図ると同時に,緊急経済雇用対策を重視したものとしております。今後当分の間経済不況からの脱却は難しく,国はもとより地方においても引き続いて厳しい自治体運営を迫られるのは必然の状況であり,こういうときこそ町としての目標をしっかり見据え,集中と選択を基軸に着実かつ確実に行財政運営を行わなければ,町の存続すら厳しいものとなります。 また,国の地方体制の見直しとあわせて県の道州制の動きも活発化してくることが予想され,地方分権もさらに進んできますから,国,県,市町村がなすべき役割の明確化とそれに応じた財源保障を引き続き国・県に求めてまいりたいというふうに思っております。 町財政が厳しい中,議員各位には昨年,議員定数削減という大きな課題を克服していただいておりますが,町当局といたしましても特別職並びに職員の給与カットを引き続き実施することとしております。また,ここ数年,職員数の減少を組織機構の見直しなどでカバーしながらスリムで効率的な行政運営体制の整備を図ります。引き続いて県との人事交流や将来の人材確保のため採用試験の実施も予定しております。 終わりになりますが,冒頭申しましたように,集中と選択,創造と改革,そして信頼と合意の政治理念のもと,迅速,確実,誠実のJKSスタイルをもって,個人的には宗教用語と思いますが,勇猛精進の精神で町政運営に心がけたいと思っております。 また,私の座右の銘の一つでもあります共存共栄がありますが,町と住民がともに手を携えて,ともに繁栄できるまちづくりを目指してまいりたいと思っておりますので,町民の皆様には引き続き一層のご理解とご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。 以上が平成21年度当初予算の概要でございますが,議員各位におかれましては慎重なるご審議の上,適切なるご議決を賜りますようよろしくお願い申し上げまして平成21年度一般会計,特別会計予算書の前段として予算大綱を申し上げました。 以上でございます。
○議長(岡崎) 次に,平成21年度神石高原町教育行政施策の説明を求めます。
◎教育長(佐竹) それでは,教育委員会から平成21年度に向けての教育行政施策を述べさせていただきます。 資料朗読により説明を申し上げます。 平成21年度教育行政施策。 今日,経済のグローバル化の進展,高度情報化の普及,少子・高齢化社会の進行など社会状況が大きく変化する時代にあって,一人一人が生き生きと活動するとともに,お互いに尊重し合い支え合う自立と共生の社会が求められています。 また,教育を取り巻く情勢も,教育基本法の全面改正により教育関連3法案の改正や学習指導要領の改訂が行われ,今後においてはこれら新しい教育の目標や理念を共通理解し,行政や学校,家庭や地域が一体となってそれぞれの責任を果たしていくことが重要であります。 教育委員会では,国や県の進めている教育改革の動向に注視し,神石高原町教育行政施策の基本理念である未来を開く人と文化の創造の実現を目指し,町民一人一人が心のゆとりや豊かさを感じられるよう,地域特性を生かしたより質の高い教育の提供に向け施策を推進してまいります。 以下,具体的に申し上げます。 まず,教育環境の整備であります。 かつて経験のしていないスピードと多様な変化が予測される情勢の中で,これからの社会を担っていく子供たちにみずから考え,みずから学び,よりよく問題を解決していく力など生きる力をはぐくむことが求められています。 このためには,学校でのさまざま集団活動を通して社会性やコミュニケーション能力を身につけていくことが極めて大切です。子供の教育効果を最優先に考えるとき,また学校がこうした役割を十分発揮できるよう,学校再編について計画的に推進してまいります。 また,子供たちが安全で安心して学校生活が送れるよう,引き続き耐震調査を実施するとともに,スクールバス運行の充実やAEDの設置,ICT,情報通信技術の整備普及,デジタル放送化に向けた学校テレビの更新,また学校設備,環境衛生の点検整備や健康診断への医師の確保に努めてまいります。 学校教育につきましては,子供たちがよく学び,よく遊び,心身ともに健やかに育つことが重要であります。児童・生徒の知,徳,体の調和ある発達促進に努め,激しく変化する社会をたくましく生きる力の育成を目指します。 特に,学習指導要領の改訂に伴い,完全実施に向けた学校体制の整備や教材の確保,主体性や自主性をはぐくむ体験,交流活動や小・中連携事業の推進,町内中学校2年生を対象とした長期社会体験学習の実施や中学校学力向上に向けた推進体制の整備を図ってまいります。 また,不登校対応や障害のある児童・生徒に適切な支援を行うため,スクールカウンセラーや介助員の配置など継続して取り組んでまいります。また,指導主事やALTの配置,県立油木高校への支援も継続し,特に油木高校野球部の強化育成に向け支援を行ってまいります。 さらに,児童・生徒の望ましい基本的生活習慣の育成のため,家庭や地域との連携による,仮称ではありますが,保・幼・小・中・高連絡会議の設置を進めてまいります。 次に,学校給食についてであります。 安全な給食の提供や食育の推進を図るため,給食の衛生管理の徹底,各学校での指導計画に基づく計画的,系統的な食に関する指導や地元特産品の給食への導入を行うなど,地産地消も含めた取り組みを推進してまいります。また,神石小学校,中学校,油木中学校の給食施設設備の老朽化,児童・生徒の減少に伴い,共同調理方式の推進を図ってまいります。 次に,神石中学校寄宿舎についてであります。 平成21年度冬期──12月から2月でありますけれども──の受け入れをもって,平成22年度から全面廃止することといたしております。今後跡地利用について検討してまいります。 次に,生涯学習の振興であります。 複雑化していく今日の社会の中で新たな課題も生まれ,学習内容も多様化,高度化してきています。今日的課題や地域課題,個々に応じた学習機会の提供や情報発信に努めるなど生涯学習の振興を図ります。このため,家庭教育支援に向けた地域子育て支援センター事業の充実や公民館等における放課後子ども教室の開催,町内中学生の英語スピーチコンテストの実施,成人式の開催や各種生涯学習講座の支援を行うとともに,特に読書のまちづくりの推進に向けて読書週間の周知徹底やブックスタート事業を展開し,心豊かな教養立町を目指してまいります。 人権教育の推進については,社会教育の基底に位置づけて地域の状況に即した住民学習を生涯学習として促進し,地域住民の人権尊重の意識高揚,推進体制の整備を図ります。 芸術,文化活動の推進では,町文化連盟の活動支援や発表の場の提供,各種芸能発表会への参加支援など,活動が充実,促進されるよう支援してまいります。 また,文化,芸能の拠点としてやまなみ文化ホールの楽屋を整備し,芸能活動の利便性の向上を図ってまいります。文化財の保護の推進については,町内文化財の調査,収集を行い,その保存と活用に努めるとともに,保護団体への支援や帝釈大風呂洞窟遺跡発掘調査を引き続き実施します。また,県内2番目の規模を有する前方後円墳辰ノ口古墳が県指定文化財として審査中であり,また帝釈峡遺跡群の文化財指定の動きもあり,この動向を見ながら今後計画的な保存整備や町内外への発信に努めてまいります。 社会体育の推進については,町体育協会の支援やスポーツ少年団の育成を行うとともに,人口の減少や高齢化に伴い住民のライフステージに合わせたニュースポーツの導入,普及に努めてまいります。特に,近年低下傾向にある子供の体力を重視し,体力向上に向けた事業の展開を図ります。また,社会体育施設への芝生化事業を推進し,施設利用の向上とスポーツ振興を図ってまいります。 社会教育関係施設での生涯学習の推進についてであります。 公民館については,地域課題としての福祉や環境問題,高齢化社会への対応,まちづくり,地域づくりなど行政や関係機関との連携を密にし,情報をより共有し推進できる体制づくりとするため,三和公民館を除き公民館事務室を支所内に移転してまいりたいと考えております。 図書館につきましては,町民要望の把握や情報発信に努めるとともに図書館利用システムを利用した広域的図書利用の推進,学校図書館との連携や学校図書のバーコード化に向けた支援を行ってまいります。また,本の読み聞かせの会や関係機関と連携し,読書活動の推進や図書利用の向上に努めてまいります。 以上,新年度の教育行政施策の概要を申し上げましたが,関係団体などとの連携を図りながら生涯にわたる町民の学習活動を推進し,効果的な生涯学習の展開を図ってまいります。皆様のご理解,ご支援,ご指導を心からお願い申し上げまして,21年度の教育行政施策を述べさせていただきます。
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○議長(岡崎) 日程第17,議案第15号神石高原町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 朗読。
◎
議会事務局長(平井) 〔議案を朗読〕
○議長(岡崎) 提案理由の説明を求めます。
◎副町長(上山) 議案第15号案件の提案理由を申し上げます。 特別職の職員で非常勤の者のうち,公民館活動の充実を図るため,公民館長の報酬を月額12万8千円から月額15万円に改め,平成21年度より新たに設置することとしています集落支援員及び夢創造委員会委員の報酬,学校薬剤師の報酬を定めるため,この条例案を提案するものであります。 詳細につきましては,総務課長より説明申し上げますので,よろしくお願いを申し上げます。
◎総務課長(垰本) 〔詳細について説明〕
○議長(岡崎) 質疑を求めます。
◆10番(瀬尾) 集落支援員あるいは夢創造委員会委員ですが,これの設置要綱とかというものがあるんですかどうですか。
◎総務課長(垰本) ちょっと先ほどの説明,1行落としておりましたので,ちょっと追加させてください。 20ページの新旧対照表の中で,学校薬剤師,新規に年額5万円というのがございます。現行はございませんので,そのようにご理解をいただきたいと思います。 なお,要領,要綱につきましては企画課長のほうで答弁をいたします。
◎企画課長(馬屋原) 集落支援員あるいは夢創造委員会の委員につきましては,両方とも設置要綱をつくる予定といたしております。 集落支援員につきましては,条例制定まで考えております。後ほど項目の中で出てくるようにいたしてございます。
◆10番(瀬尾) 要綱をつくる予定であるとか,後,条例が出てくるとか,そっちのほうが先に審議をして,できてからこの報酬が改正なり制度化されるんじゃないんですか。
◎企画課長(馬屋原) 現在,決裁まで回しておおよそできております。後ほどお示しをしたいんですが,今の質問で言いますとちょっと今準備までをいたして……。 集落支援員につきましては,先ほど総務課長が申しましたとおり現状は最終的には15名の委員を計画をいたしてございます。そのうち10人については……。 (瀬尾議員「そういうのここで聞いとるんじゃない。決まったほうが先じゃなけにゃあ,それができまあがというて言よん」の声あり)
◎総務課長(垰本) お尋ねの源流の里条例,議案第22号で提案することといたしておりますけれども,議案の提案の仕方でございますが,当初予算に係る一連の議案につきまして条例改正等は例規に準じた順番にしておりますので,これとセットのほうがよかったかなと,今そういうふうに思っておりますけども,詳細につきましてはお示しをして,この改正をするのが当然かと思っております。ちょっと順番がうまくいってなくて申しわけございません。
○議長(岡崎) 休憩。(午後4時49分)
○議長(岡崎) 再開いたします。(午後4時54分) お諮りいたします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(岡崎) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 あす4日午前10時までに本議場にご参集ください。 午後4時55分 延会...